和楽器の琴（コト）といえば、箏（ソウ）と思われることが多いですが、琴と箏は全く異なる楽器です。『源氏物語』にも登場した琴（キン）は3000年以上の歴史を持ち、世界で最も古い撥弦楽器のひとつです。琴には7本の絃があり、琴柱は用いず自爪で弾くのが特徴です。嵯峨天皇や菅原道真、荻生徂徠や浦上玉堂など、平安時代の貴族や江戸時代の儒者や文人などに愛されました。現在、琴は古琴（コキン）と呼ばれています。2008年に世界無形文化遺産に指定されて以降注目を集めるようになっています。

（南風古琴）

日本古琴振興会は、琴の音色と奥の深さに魅了されている人々の集まりです。古琴教室を開いたり、茶道、詩吟、香道などの伝統文化と交流をしたりして、古琴の普及活動を行っています。

今回は、ブース内にて、中国の著名古琴メーカー「南風古琴」が出展＆販売します。ハイグレード仕様の琴を、お手軽に試弾できる絶好のチャンスです！ぜひ、お立ち寄りください。

（↓の再生ボタンを押すと、古琴の音色をが聞けます。曲名：「古琴吟」　演奏者：武井欲生　古琴CD「風」より）