2016楽器フェア Musical Instruments Fair

2016年11月4日(金)、5日(土)、6日(日)東京ビッグサイト西1・2ホール

(株)オフィス樹エージェンシー

(株)オフィス樹エージェンシー

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【2016楽器フェア ブース番号:C-19】

今年のみどころ

この度、弊社のオカリナ奏者みるとが、今までオカリナに最も求められていたアイテムの一つ、オカリナ専用「弱音補助装置」を発明しました(国際特許申請中)。

10月26日~29日の会期で中国の上海にて開催された「Music China」でデビューを果たしたこのアイテムは「吹けるん」と称します(英語名:Mr. Mute)。

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いつでも どこでも 夜でも 早朝でも 好きな時に オカリナが 「吹けるん」です!

 

 

日本にはオカリナの愛好家が非常に多く、年々その数は増加し続けています。オカリナフェスティバルも、各地で行われ、これも増加の傾向にあります。フェスティバルや発表会の前には、できるだけたくさん練習したいですよね。でも日本の住宅事情を考えると、周囲に気兼ねなくオカリナが練習できる環境は、それほど多くありません。特に日中は働いていて、仕事から帰って来てからしか練習ができない方にとっては、練習時間が限られてしまいます。また近隣だけでなく、一緒に生活しているご家族にとっても、時には「何とかしてほしい」問題だったりするわけです。練習の段階ですと、演奏もたどたどかったりするのを、ご家族は聴いているわけで・・・・赤ちゃんがいるご家庭でも、楽器の音は気になります。時には、家で飼っているペットの猫もオカリナの音に反応するとか!?

 

海外でも弱音に対するニーズはあります。韓国のあるオカリナ奏者さんにうかがったところ、周りを気にして車のなかで練習しているそうです。その他の国でも同じです。若い愛好家が比較的多い国では、アパートに住んでいる方もいて、やはり近隣への音の問題はつきものだそうです。普通に吹いても音がなるべく小さくてすむという意味で、本来ならアルトC管で練習したいのに、バスC管でなんとか対応しているという方もいました。

 

そこで、このニーズに対応するべくオカリナ奏者みるとが研究に研究を重ねました。また弊社としても商品化を目指すため、経済産業省の「平成26年度ものづくり・商業・サービス革新事業」の助成事業にチャレンジ、その採択を受け、開発に着手いたしました。その結果、誕生したのが「吹けるん」です。

 

●●●●●●●●● オカリナ奏者みるとからのメッセージ ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

 

この度、世界初となるオカリナ専用 弱音補助装置、その名も「吹けるん」(洋名Mr.Mute)を発明、開発いたしました。

 

オカリナが誕生してから今日まで、管楽器ですらない独特な構造に加え、メーカーによって多種多様な形態であることなど、あまりにも乗り越えなくてはならない課題が多すぎたことから、他の楽器には存在する「弱音器」がオカリナには存在しませんでした。

 

そこで、発想を逆転させ、出た音を小さくするのではなく、音が出る前の発生源、つまり気流を調整することで、オカリナにおける弱音に成功いたしました。

 

吹けるんの効果を簡単にご説明いたします。

ほとんどのオカリナに対し
・オカリナの音程をいつもと変えることなく
・いつも通りに極めて近い吹奏感で
・オカリナ本来の音色を保ちつつ、
・約20db(通常時の約10分の1、夜中に外でも吹けます)、音量を下げることができる装置です。

さらに
・息使いを間違えると初心者でも間違えたことがすぐにわかるという練習機能付きです。

 

世界初の技術概念となりますので、この弱音技術について数年前に国際特許を出願し、現在順調に取得に向けて手続きを進めております。

 

「吹けるん」は、通常のオカリナ(シングル管)に関しては、ほとんどのメーカー、個人製作品に装着、対応が可能です
(どうしても吹き口形状の形が合わない一部のオカリナも順次アダプタを製作し対応していきます)。

 

複数管に関しては、各メーカーさんの吹口形状に合わせた形で作る必要がありますので、各メーカーさんとお話を
進めていきたいと思います。ご興味ある方、メーカーさんは是非ご連絡ください。

 

「吹けるん」は、オカリナが楽器によって必要な息使いが大幅に異なることを踏まえ、また、吹き手の「いつも通りの吹奏感」の尺度も同じく大幅に異なる事を念頭に置き、あらゆるケースに対応できるように、2つの部品を交換し組み合わせることで、高い汎用性を実現しました。

 

これにより、吹き手が自分の好きな息遣いに設定することができます。それだけではなく、愛好家の好みの息遣いに合わせる、各メーカー、製作者がユーザーに対し、または講師が生徒に対し、吹いてほしい息の強さ、スピードで吹くように部品を設定すれば、まるで24時間いつでもどこでも息使いのレッスンを受けているような効果を得られます。言い換えれば、練習器具としても効果的にお使いいただけます(このモードでは、大きく息づかいが乱れると音が変化し初心者でもすぐにわかります)。

 

正直なところ、世界初の概念、商品であるため、使い方やそもそもの弱音のコンセプトなど、定着するまでは正しく広めていくのは簡単では無いと考えています。

 

そこで、僕はもちろん、ご協力いただける先生方にお力をお借りして、各地で正しい使い方のセミナーなども展開していきたいと考えております。「吹けるん」のセミナーについてご要望があります方は是非ともご連絡をください。

 

今回「吹けるん」の開発において、はじめてのものづくりへの挑戦という事もあり、右も左もわからない状態での開発でしたが、長峰製作所様、特に技術アドバイザーの草薙様に多大なお力添えをいただき、より優れた形で完成までたどり着くことができました。大変にありがとうございました。

 

最後に、今回の発明により上がる、僕個人の収益に関しては、僕が音楽家を目指した本来の目的の為の費用に充てたいと考えています。

 

これまでカンボジアでの音楽教育支援などを目的とするKOP(Khmer Ocarina Project)の活動をはじめ、世界の不公平や不条理を少しでもなんとかしたい、わずかにでも一助になれればという思いで活動をしてきました。

 

今回の吹けるんは、オフィス樹エージェンシーが販売元となりますが、売り上げのうち、発明者としての特許印税分の全額を、活動の母体である一般社団法人「響」を通して支援活動や寄付等の活動も行っていきたいと思います。

 

開発の過程では、KOPメンバーである水平線のお二人も同じ志を持って協力してくださいました。素敵な仲間に支えてもらえて本当に幸せです。ありがとうございました。

 

長くなりましたが、最後までお読みいただき、大変にありがとうございました!
今後とも、「吹けるん」共々、何卒よろしくお願いたします。

 

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「2016楽器フェア」では、「吹けるん」をお試しいただくことができます。是非ご自分のオカリナをお持ちになって、弊社のブースに遊びにいらしてください。その他にも、みるとの人気楽譜集「Milt Ocarina Cocktail Volume 1」やその他の商品もご覧いただけます。みると共々、皆様のご来場をお待ちしております。

 

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オカリナ奏者みるとのCD・楽譜集      みるとオリジナルのシルバーペンダント

 

 

癒される!世界的オカリナ奏者「みると」の特別演奏「Saturday Night With You~Yokohama Cafe

世界的オカリナ奏者がカンボジア支援 矢口真理、その音に「風景が見えた」

オカリナ奏者みると Facebook Page 「Milt Ocarina World」

 

 

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イベント情報 11月4日(金) 16:00~17:00

場所:
1階グリーンステージ(管楽器展示コーナー)
出演:
オカリナ奏者みると
内容:
オカリナ奏者みるとによる「吹けるん」のご紹介と、「吹けるん」を使ったデモ演奏、そして、オカリナにエフェクターを駆使したデモ演奏を行います。

イベント情報 11月5日(土) 11:30~12:30

場所:
1階アトリウム中央ステージ
出演:
オカリナ奏者みると 加藤裕幸 古木佳祐 渡辺庸介
内容:
オカリナ奏者みるとが開発したオカリナ専用弱音補助器「吹けるん」のご紹介と、世界各国で活躍する若手実力派との共演による「Milt Ocarina World」を展開します。「オカリナの世界が広がる」―是非、体感しにいらしてください。

<演奏者プロフィール>

みると(オカリナ)

日本の代表的なオカリナ奏者の1人。オカリナの壺状に由来する本来の音色にこだわりつつも、特殊奏法やエフェクターを駆使する独自の革新的スタイルを確立する。そのテクニックと音楽性は、主に海外で高い評価を得ており、アメリカ国際オカリナフェスティバル初の日本人ゲスト出演をはじめ、各国で開催される国際イベントにゲストとして精力的に参加している。オカリナの業界以外でも、香港の代表的な歌姫、プリシラ・チャンのアルバムBy Heart(5週連続チャート1位)およびEvolev(3週連続チャート1位)への参加、もののけ姫の再現コンサート「オーケストラバルス」にて米良美一氏と共演、Avema TV、テレビ朝日などでのスタジオライブや番組テーマ曲担当など、精力的に活動している。また理論的なアプローチによるワークショップも人気で、オカリナ業界の専門誌「OCARINA」の創刊以来、6年半にわたり「おっかしーなおかりーな」(みると式奏法解説)を担当、現在も連載中。

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加藤裕幸(ギター)

ファイナルファンタジーシリーズ作曲などで有名な巨匠植松伸夫氏の公式オーケストラGSJの専属ギタリストとしてサントリーホールはじめ全国各地のコンサートホールにて活躍中。オンライン上で人気を誇るバンド、マイネマイヌのリーダーであり、滅茶パイプなどでもギタリスト、作曲家として活動中。

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古木佳祐(ベース)
グラミー賞保持者で、さらに世界最大級の国際作曲コンペティションで日本人初となる最優秀賞を保持する、世界的トランペッター大野俊三氏のバンドメンバーとして全国を回り続けている、若き天才jazzベーシスト。大野氏のジャパン、台湾ツアーなどの全てのライブにおいて古木氏が同行している。
みると自身、現在インプロヴィゼーションスキル底上げのため、古木氏に師事している。

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渡辺庸介(パーカッション)
フジロックフェスティバルはじめ、世界各国のミュージックシーンで活躍する実力派パーカッショニスト。東京に拠点を移してからは、中西俊博氏、鬼怒無月氏など、名だたる実力派ミュージシャンたちとのライブ、レコーディング活動をはじめ、連続テレビドラマ小説『マッサン』のヒロイン、シャーロットケイトフォックスのソロライブツアーメンバーとして全国を回るなど、勢力的に活動中。

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